手もみワークショップ2018実施記録

2018年7月22日、7回めとなる宇治茶製法体験ワークショップを実施しました。
今年も、定員を上回るご応募をいただき、たくさんの参加者さんと手もみ茶体験をすることができました。
 
ワークショップでは、朝から夕方にかけて、手もみ茶の全工程を手もみ保存会の方々のご指導のもと体験、また工程の途中でコミュニケーションゲームや宇治茶商品開発、急須での煎茶入れ体験を行いました。
 
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

★宇治茶の新商品開発ワークショップ作品集★

参加者のみなさんでグループにわかれて考えた宇治茶の新商品!!
個性豊かな商品が11種類誕生しました。
お茶業者のみなさま、新商品にいかがでしょうか?!

まっ茶グミ

50コ 850円(セールで500円)

お茶の香り扇風機

1台 4999円 

お茶のスプレー

350円(税込み)

お茶消しごむ

1こ 100円 

お茶カーテン

7000〜8000円

お茶のくんせい

800円 

味と色の変わるまっちゃざとう しお

セットで 2000円

お茶サイダー

350円 

ファ○リーズ

500円

お茶のまくら・ふとん

今だけ! 2980円 

まっ茶!たんさん水

160円

参加いただいたみなさんの感想 (アンケートより)

手じゅんごとにやり方を丁ねいに教えてくれてありがとうございました。わたしたちが3かいにいる時スタッフさんや名人の方ががんばってくれたのでこうていが早くすすみました。とても楽しめました。ありがとうございました。 
30名ほどの参加で手分けして作業しましたが、名人の方はおひとりでされるとのこと。汗だくになりながらの力作業で、たいへんさが伝わりました。6時間もの間、子供達があきることなく楽しませて頂きました。ありがとうございました。
お茶について今までやった事、見た事ない事ばかりでとても勉強になりました。子供達が宇治市で産まれて育ってるので、宇治でよかったなー。と思うようにお茶好きになってくれたらいいなと思います。スタッフのみなさん、ありがとうございました。
とても楽しい体験でした。長時間なのに、全くあきることなく充実していました。来年もぜひ参加したいです。お茶にも宇治にも興味がわきました!
お茶の作り方が大変手間のかかるものと分かり、勉強になりました。また、茶畑があんなにたくさんあることを知りおどろきました!
たのしかった。
お客さんのやることを、すこしふやしてもらえるとうれしいです。少し、こうしさんたちに手伝ってもらえて良いと思いました。まっている時間をワークショップでつぶすのは良いと思いました。
わからなかったときおしえていただいたのでやりやすかったです。よかったです。
充実した1日でした。興味のある人にはぜひ紹介したいと思います。ありがとうございました!!
職人さんの技を目の前で見せていただけて、手もみ茶のできあがるまでの行程がたくさんあることが知れてよかったです。参加できてよかったです。せん茶をぐっと身近に感じることができました。
お茶をつくるのが楽しかったです。ありがとう。
茶切りがむずかしかったです。さいごにお茶をきゅうすに入れて、お茶をのみました。おいしかったです。また来年もあったら来たいと思いました。楽しかったです。さいしょは、手にくっつきやすかったけれど、さいごのほうは、すごくすごくさらさらしてて手にぜんぜんくっつきませんでした。少しあつかったです。
学校からのお知らせのチラシを見て、子どもよりも親の私の方が手もみ茶に興味を持って子どもを誘って参加しました。めずらしい貴重な体験が出来て、よかったです。当たり前のように飲んでいるお茶だけど、てまひまかけて出来ていることが分かって飲むときに思いながら飲めるかなと思いました。もっともっとお茶を味わって飲みたいです。
子供は学校やキッズ茶ムリエなどで、何度か抹茶作りを経験していますが、手もみは2度目の体験です。こんなに長工程があるのでびっくりしました。頂いたお茶はとてもおいしかったです。
はじめての体験がたくさんありました。あんなに長いとは思っていなかったのでおどろきました。つかれたけど、楽しかったです。お茶は、少し苦かったけどおいしかったです。
子供と貴重な体験ができました。子供と同じ物を見て、同じ事をして、子供達がどの様に思ったのか、どの様に感じたのか、知ることができました。また、どれくらい集中力(持続力)があって、どの様な工程が、子供達が興味を持ったのか知ることができ、うれしく思います。今後の子供達との接し方に役立てたいと思います。
お茶をつくるために手間がかかる事におどろきました。お茶葉が、まっすぐかどうか気にした事もありませんでしたが、これからは、入れる前のお茶葉もよく見たいと思います。
まっ茶は作ってのんだ事がありますが、煎茶は作った事ないので、どうするのか、気になりましたが、まっ茶の作り方とにていたので、びっくりしました。
お茶がおいしかったです。作りやすかったです。
初めて茶もみ体験に参加しました。なかなか急須でお茶を飲むことがないのですが、こんな風にお茶ができるんだなとわかるとこれからは工程を思い出して飲めそうです。子どもも、実際に茶をさわって工程に参加させて頂けたので、見るだけでなく体験でき深く知ることができたと思います。暑い中でしたが楽しかったです。ありがとうございました。DVDもおもしろかったです。
宇治茶製法は、以前から興味があったので、今日はとても楽しく体験しました。ありがとうございました。玉露動画では、茶葉を入れる時の説明文がわかりずらかったように思いました。
もうすこしやりたかった。手もみむずかしかったけど、おもしろかった−。
お茶をほぐすところが楽しかった。玉ときが楽しかった。ゲームができてよかった。お茶をのめて、おかしを食べられてよかった。おかしをもっと食べたかった。
途中のゲーム等含め、子どもが途中でたいくつすることなく参加できるスケジュールになっていてありがたかったです。プロの方の製茶手さばきを目の前で見せていただくことができ、とても貴重な一日となりました。ありがとうございました。
いたずりがおもしろかった。お茶のいれかたがわかってよかった。みんなで考えたところでいけんをだしすぎてたのしかった。
楽しかったです。ありがとうございました。お茶の入れ方ムービーおもしろかったです。
ワークショップでお茶のことがすこししれてよかったです。手もみ茶はそうとう時間がかかることをはじめて知りました。こんどからあじわおうとおもいます。
お茶のことがたくさん知れてうれしかったです。お茶のことをたくさん教えてくれたのでべんきょうになりました。らい年もまたきたいです。
とても貴重な体験が出来て良かったです。娘が3年生の時に宇治茶の勉強をとてもくわしく教わっていて私達の時代ももっと宇治茶について学ぶことができたら…と思いました。お茶ができるまでを実体験でき、更にお茶に対する興味がわいていたようです。先生方も丁寧に教えていただきありがとうございました。
お茶をさいしょから、さいごまでつくれてよかったしみんなできょうりょくしてつくれてよかったです。たのしかったしさいしょのねばねばしたかんじもなくなったので、みんなが、きょうりょくをしてつくれたなと思いました。
DVDを見て、玉露や煎茶がもっとおいしそうに見えました。さっそく帰って、宇治茶を飲みます。そさいて、手もみ茶も楽しかったです。でも、むずかしいこともありました。みんなで楽しくできたので、うれしかったです。今日はありがとうございます。
お茶を入れてからの時間や手順を細かく教えてくださったので分かりやすく、おいしくお茶を入れることができました。
お茶の葉から作ってみることにより葉が棒状になぜなっているのかということがわかり、手のかかり様におどろきました。子供のころから体験することによりお茶への親しみがでで、お茶をすこしでも飲むようになったりと、良い体験だと思います。
名人が見本をしているときは、みんな小さい子まで注目できるようにしたらいいと思う。ぎょくろのムービーは、始めの方がよく分からなかったので、話している声とかをもっと入れてほしい。小さな子には熱いのがあぶないと思う。今日のことから、家にある急須でつめたいお茶を出したいと思った。
玉露ムービーは映画の様で美しい風景に心が温かくなりました。手もみ茶体験は非常に手間がかかることが分かりしっとりしたお茶が乾燥していくまでを体験させて頂き、とても興味深かったです。もうすぐ引っ越すのですが宇治での貴重な体験ができ大変感謝しております。
手もみ茶のたいけんではいろいろなさぎょうにおどろき、それをかんがえた人はすごいと思いました。何時間もかかってもいいと思います。ぼくもしょうらいこういう仕事もできたらしたいと思いました。

手もみ製茶の工程
 
①蒸し
 新芽を蒸籠(せいろ)にひろげ、十分な上記で均等に蒸す。蒸し上がった葉を団扇で仰ぎ、冷やしながら蒸し露を取り除く。
②茶切り(露切り、葉乾き)…約25分
 蒸した茶葉を助炭面(じょたんめん)に擦りつけないようにかき上げ、30〜40cmの高さから振り落としていく。葉が重ならないように、素早く均等に行う。
③横まくり(回転)…約1時間30分
 助炭全面を使って、最初は軽く転がし、乾燥するのに応じて次第に力を入れて行く。最後の20分程は、特に力を入れて揉む。
④玉解き…約5分
 左右に素早く手を動かして、横まくりで出来た塊をほぐす。
⑤中上げ…約10分
 茶葉を一旦ボテに上げ、葉を冷やし水分を均一にする。この間に、茶葉の小さな塊も丁寧にほぐしておく。また、助炭の汚れを綺麗に拭き取っておく。
⑥茶揃え(中もみ、もみきり)…約30分
 「もみきり」と「片手まくり」と呼ばれるもみ方を交互に行うが、片手まくりは十分に力を入れて、一工程7回以上行う。こより状に細長くなって来た茶葉の方向を揃えるように注意する。
⑦でんぐり(アイセイ)…約20分
 葉の蒸れと上乾きを防ぎながら、形と香味を良くする工程。両手で茶を軽く持ち上げるように、左右交互にもんで行く。茶に丸みを付ける感じで、最初は軽く、乾燥するのに応じて力を入れて行く。
⑧板ずり(かまち、仕上げもみ)…約50分
 宇治製法だけに見られる、最終仕上げの工程。板を使ってもみ、茶の形状を丸く細く伸ばし、色艶と香気を良くする。
⑨乾燥…約40分
 もみあがったお茶を助炭一面に薄くひろげ、しっかり乾燥させる。
⑩仕上がり